元「男闘呼組」のボーカル&ギターをされていた成田昭次さんが、54歳のお誕生日に、新バンド「成田商事」を結成することがわかりました。
「男闘呼組」とても懐かしい響きですね。ジャニーズのアイドルでありながらロックバンドというまさに男闘呼組の名にふさわしいカッコイイグループでした。
今回は懐かしいジャニーズのロックバンド「男闘呼組」について調べてみました。
男闘呼組とは
「男闘呼組」とは1988年から活動を開始した、ジャニーズ事務所所属のロックバンドです。
ジャニーズなのにロック?と当時は驚きました。だって当時活躍していたのが「少年隊」や「光GENJI」ですから、ジャニーズのイメージと違うんじゃと思っていました。
しかし男らしい本格ロックバンドとして数々の曲を発表し、活躍されていました。
元々の始まりは1984年に成田昭次さんと高橋和也さんが始めたプライベートバンドが最初。
その時のバンド名が「でたらめロックバンド」。ネーミングが時代を感じさせます。
1985年に雑誌「マイアイドル3月号」でジャニーズJrの中から集めてバンドを作ることが公表されました。その時は成田さん、髙橋さんに加え、岡本健一さんも加わっています。
バンド名は当初「東京」。何故東京?
名付け親はジャニー喜多川社長。こちらも時代を感じさせます。
2月にチョコレートのCMに出演し、CMソングもオリジナル曲を提供しています。この時は遠藤直人さん、守屋二郎さんが加わりメンバーが5人に増えています。
このころバンド名が2つになります。非常に珍しい展開ですが、
元々の「東京」と「東京男組」の二つを同時に名乗っていました。
男組名付け親は中村繁之さん、1974年から1979年まで少年サンデーに連載された池上遼一先生の漫画「男組」から。サポートメンバーとしての前田耕陽さんが加わるときは「東京男組」だったそうです。
3月に前田さんを含む6名で正式に「男闘呼組」がスタート。
漢字をあてたのはジャニー喜多川さん。
ジャニーさんの思いは楽器を弾いたちょっと男っぽいグループ。
ピッタリの名前ですね。
こうして6人での「男闘呼組」の活動がスタートします。
しかし2月に加わった守屋さんが大学受験のため脱退。
土田一徳さんが加わりますが、すぐに脱退し俳優の道に進みます。
やがて遠藤さんもダンスがしたいとの理由で脱退します。
結局4人での活動となった「男闘呼組」です。
1986年1月に初冠番組「アイドル花組おとこ組」の放送が開始。
この番組で後に「光GENJI」のリーダーとなる諸星和己さんが出演者オーディションを受けてジャニーズ事務所に入所しています。
1988年にようやくレコードデビューを果たします。
デビュー曲は「DAYBREAK」オリコン最高1位を獲得。
その年はレコード大賞新人賞も獲得し、映画「ロックよ、静かに流れよ」で4人が主役となり、音楽だけでなく演技でも評価を得ています。
なぜ音楽の道を選んだのか?
デビュー時の「男闘呼組」のキャッチフレーズは「ジャニーズ事務所の落ちこぼれ」。
何故?
当時活躍していた「少年隊」や「光GENJI」との決定的違い。
それはダンス。
「少年隊」も「光GENJI」もダイナミックなダンスがウリでしたからね。
当時感じていた違和感はまさにそれでした。
実はメンバー全員がダンスが苦手。ダンスレッスンをサボる目的で音楽スタジオで練習をしてたそうです。
1988年と1989年には2年連続で紅白歌合戦に出演。1989年には東京ドームでコンサートを開くなど人気絶頂を誇ります。
当時の「男闘呼組」の悩みは、どれだけ頑張ってもしょせんアイドルバンドとして見られてしまうこと。しかし1991年4枚目のアルバムあたりから作詞、作曲も自分たちで手掛けることになり、実力が認められてか、アイドルバンドという声は次第に薄まっていきました。
人気絶頂を誇る中1993年6月30日、髙橋さんのジャニーズ事務所解雇で活動が突然の休止を迎え、それが実質的な解散となりました。
髙橋さんの解雇の理由は定かではありません。
薬物使用、素行不良などが理由としてあげられています。
突然の解散にファン以外も驚いたのではないでしょうか。
わずか5年でしたが、ジャニーズに一風変わった風が吹いた、そんなグループでした。
最後に
今回成田昭次さんが新バンドとして活動をされます。
バンド名は名前の昭次をもじり「成田商事」。
きっと実在してますよね「成田商事」という会社。
トリオでバンドを組み、メンバーは取締役の寺岡呼人さん。監査役の青山英樹さん。成田さんは常務執行役員所長という肩書です。
社員はお客さん。
現在決まっていることは「やる」ということのみ。
8月1日の成田さんの誕生日が「成田商事」の入社式。
皆さん勤めてくださいと参加を促しています。
「男闘呼組」のメンバーの皆さんは私と同世代。
あの頃輝いていた人が、再び輝き見せる。
そんな事を期待して、成田さん活躍をお祈りしています。
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